2008/08/04

第3回 どこに入れましょ?

***第3回 どこに入れましょ?***


本の入れ先がわかったら,いよいよ棚詰めです.
しかしちょっと待ってください.あなたのお店の棚はどういう構成になっていますか?

数学があって隣に物理,化学,化学工学,生物,バイオ,科学,環境・・・・てなとこでしょうか.
たいがいのお店はだいたいこういう感じですね.
または環境と科学,生物が離れているところにある書店もあります.

そもそも棚は本来誰のものでしょう?店のもの?そうですね,所有権はお店ですから.
で,お店が勝手に何かのマニュアルに添って棚を作る.最近は取次が棚の設計までしてしまう.
ということを聞いています.全ての書店がそうとも思いませんが.
私は棚はお客様のものだと思っています.
お客様の意見が反映されて,欲しい本がちゃんと置いてある.
書店の理想でしょうが,理想なくして目標,そのための努力はありえません.

私の住んでいるところには,車でそれぞれ30分以内の間隔で,とある大手スーパーが3軒あります.こんなに近いのに,それぞれのお店の棚のレイアウトが全部違います.
A店では近くのスーパーが精肉に力を入れているので鮮魚コーナーを充実させているし,
B店は回りに他にお店がないので専門店をたくさん誘致してバリエーション豊富な店になっています.こういう発想が書店にも欲しいと思うのですが・・・

で,話を戻しますと,自然科学という学問はどこかで全てリンクしています.
物理化学なんて物理か化学かはっきりせえ〜!生物有機化学ってどっちやねん!!と担当者の皆さんは,手にとった本を前に怒ったこともあるでしょうか?(>_<)

できれば自然科学は同じ流れで構成して欲しいものです.
生物も化学が大きく関わっています.環境もそうです.数学なんて自然科学では必ず必要ですよね.
だから“カタマリ”で売るのなら棚は同じ流れで誘導的に.
posted by 化学同人営業部 at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事

2008/07/01

第2回 何からしましょ?

***第2回 何からしましょ?***


棚を作るにはまず,本をおぼえましょう.

内容まで全て把握できればベストですが,その必要はありません.
この本が誰を対象にしていて,何について書かれた本であるかが理解出来ればGooです.
ここまで頭に入れておくと棚作りの他,お客様の問い合わせにも役にたつのです.

書名で大分類まではたいがい判るのですが,私はまず奥付の著者の紹介文を読み,著者の経歴や専攻などからこの本の大分類・中分類を決め,これで判らない時は,前書きを読んで,この本がどの棚に入るのか考えました.
建築書の「ラーメン構造」の本を書名だけで判断して,「おいしいラーメン屋さん」の本の横に置いたという失敗もありましたなあ〜(>_<)

本など見てる時間がない!品だしだけで手いっぱい!レジにも入らなあかんのに!
書店の人は忙しいのです.

でも商品知識を蓄積していくと,
お客様の応対がスムーズに出来る→固定客が増える.
フェアーなどの企画でも即座に書名が出てくる→調査の時間短縮.
欠本が容易に見つかる→機会損失の減少.
と先々いろんなメリットが待っています.

あなたは本が好きなのですか?本を売ることが好きなのですか?
書店の担当者は本が好きで,売るのも好きであって欲しいのですが,売りたいなら売りたいものをもっと理解しましょう!
その時間はあなたの商品知識を高め,出来る書店員へと導きます.
posted by 化学同人営業部 at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事

2008/05/30

書店様へ営業部からの提言!

*** はじめに ***

私は出版社のしがない営業マンです.m(_ _)m 
出版社の前は某書店で理工書を7年ほど担当していました.

最近,書店さんを営業でまわると「棚の作り方がわからない」
「どうすれば本が売れるんだろ〜」という声が多く聞かれます.
中には教えてもらえる人がおらず,独学でやっておられる方も多いと聞いています.
今回,そういう方々のお役に立とうと,思い立った次第です.(^_^)v

自分の経験と,全国の書店さんを営業して見てきたことを織り交ぜて,棚作りの助言になれば幸いです.
本当に基礎の基礎だけやりますので,ベテランの方は見る必要はありません.
従って,今までの考え方を覆すとか,画期的な棚作り!なんてのはありません.
あくまでオーソドックスです.

連載途中に「それおかしいぞ!お前!」というご意見,大歓迎です.
私も自身の考えの再認識が出来ると思っています.
基本は理工書の棚作りとなっていますが,他ジャンルでも応用出来ることもあると思います.

では少しでも皆様のお役に立てれば・・・(^o^)

*** 第1回 棚とはなんぞえ? ***


棚.書店にはなくてはならないもんですが,そもそも棚って何でしょ?
本の入れ物?陳列場所?・・・そうですね.書店の棚は本を売る場所です.
本を見栄え良く,売れるように見せるステージです.(^^)/

ただ本を詰め込む=入れ物,本が見せられる=ステージ
皆さんのお店の棚は本の入れ物になってはいませんか?

棚は大きく分けて平台と立ち棚に分けられます.
平台にはほとんどのお店が新刊と売行き良好書を並べ,
立ち棚には常備品が並べられています.果たしてこれでいいのでしょうか?
担当者の皆さんは,ご自分のお店の売り上げの平台と棚の売上比率をご存じでしょうか?
いろんなお店から返ってくる売上スリップやPOSデータを見ていると,
明らかに棚での売上の方が大きいはずです.
だのに平台は色々いじっくったり,POPを立てたりとステージの設営に余念がありませんが,棚の方はほとんど何もなしですね?(-_-)

では,これからどうすれば見せられる棚を構築していけるか.ご一緒に考えましょう.
posted by 化学同人営業部 at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事