*** 第8回 本を売ろう! ***
もし売れた本が出てきたら,徹底的に売りましょう!売れなくなるまで売りましょう!
あるお店では,よそではほとんど売れていないうちのとある本を,毎年100冊近く売って
いただいていました.バリバリの専門書なのですが,なぜ売れているのかお店もこちらもわからない? まるでこの本はうちが専売なんだという感じで売れていました.いつ行っても平台にあるのが原因のひとつだったとは思います.
まあ,こんなのは特異な例としても,売れた本は更に売れる可能性があります.
版元の人間がこんな事言っちゃいけないのですが,売れるかどうかわからない新刊よりも,よっぽど売れる可能性があります.
だから売れている既刊本は新刊と同じ位,大事にして欲しいのです.
本は,かつては全部「新刊」でした.これが先月の新刊となり去年の新刊となり既刊本という名前を付けられ棚に押し込められます.
でも初めてその本を目にしたお客様にとっては,その本は新刊同様なのです.
私も書店にいた頃,時々取次の倉庫に仕入れのため行きましたがその時,見たこともない面白そうな既刊本がうようよありました.
「それはおめ〜が見逃していただけだろう」と言われれば,そうなのですが新刊の洪水の中,見逃す本の1点や2点必ずあるはずです.
